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2018年度 一般社団法人 小樽青年会議所 理事長所信

2018年度 一般社団法人 小樽青年会議所基本計画

理事長 山本秀也

基本理念

他が為に助け合う共助の精神を持って
人と人のつながりから生み出される力を信じ
小樽のため共に歩んでいこう
未来を創るのは今を生きる我々である

 

基本方針

1.良心と利他の精神を持った組織運営と渉外・広報活動
2.他が為を思う交流から生まれる連携力
3.和の心を基軸としたJAYCEEの育成
4.未来の小樽を創る青少年の育成
5.人と人のつながりを根底とした会員拡大

 

はじめに

 故郷。生まれ育った土地のことである。小樽に生まれ小樽に育ち、何気ない日々が私の心を掴んで離さない。私の心にはいつも故郷小樽があった。幼少期の私は自分の置かれている環境や立ち位置は分からず、公園を駆け回り、ただただ日常を楽しんでいた。青年期に入り、回りの状況も認識し、その頃から感じていたことがある。何故私がやらなければならないのか、誰かがやればいい、自分でなくてもいい、全ては他人事だった。しかし、歳を重ねるにつれて、物事の考え方も変わり、少しずつ気持ちに変化が起きていた。長男に生まれた自分にしかできないことがある。いつしか他人事は自分事に変わり、愚直に前に進む決断をした。そして、その思いはJCに入会し、街づくりや人づくりに多く関わる機会が増えることでより強固なものとなった。

 私には目標とする背中がある。小さいながらに見てきた、祖父の背中と親父の背中である。その背中はとても大きく、温かく、いつかは超えていかなければならない目標である。目標が高ければ高いほど、そこに辿り着いた時の景色は言葉では言い表せないものがあると思う。多くの人にも夢や目標があるだろう。責任世代である我々が今できることを全力で進めていくことが、その先へ進めるのかの分岐点になるのではないだろうか。

 JC活動の根幹は全てが何かのためでなくてはならない。そして、そこに共感が生まれなければ変化は起きない。自分が変わらなければ周りも変わらない。自分は絶対に変えることができる。世のため、人のため、地域のために、変えられなかったものを変えようとすることに挑戦していくことこそが、未知の可能性を切り拓くJCに必要不可欠なものである。

 そのためにも、他が為に助け合う共助の精神を持ち、相手の立場を考えながら自分の心に照らして判断し正しく行動する美徳、そして、何よりも故郷を思う気持ちを持って、輝かしい小樽の未来を創るため、共に歩んでいきましょう。

 

良心と利他の精神を持った組織運営と渉外・広報活動

 組織とは共通の目標を持って構成された個の集団であると考えます。そして、健全に組織を維持していくためには、一般的な価値観を踏まえた判断と相手の立場を考えながら献身的に行動する他を慮る気持ちが必要なのではないでしょうか。それが、自分事ではなく組織として今後の小樽JCのためになっていかなければならないのです。

 我々は明るい豊かな社会の実現という共通の目標を持って日々活動しております。まずは、これまで先輩諸賢が小樽のため歩んできたことに鑑み、我々が何のために活動しているのかをしっかりと内部に向けて伝えていかなければなりません。ただし、伝えると言っても、メール配信やSNSを通して伝えては本当の意味での意識統一にはなりません。相手の立場を考えながら、直接触れ合い伝える組織運営を目指しましょう。その上で、初めて共通した価値観を持った我々が外部へと発信していけると考えます。外部への広報の手段も様々ではありますが、我々がその時に最善だと考える手法を選択することで、効果的な発信につながります。内部の意識統一された共通した価値観を持って、相手の立場を考えながら外部への発信へとつなげていくことが、小樽JCをより強固な組織へと作りあげていくことに他なりません。

 我々は組織人として常に良心と利他の精神を持った組織運営を行っていきましょう。そして、我々の活動を多くの市民の皆様に発信をしていくことで共感の気持ちを生み、小樽の発展へとつなげていきましょう。

 

他が為を思う交流から生まれる連携力

 我々は普段の活動で誰かのためを考えて行動しているのでしょうか。1990年の半ば以降、インターネットの普及に伴い、情報技術が浸透し、社会生活に大きな変化がもたらされました。その結果、データ通信による顔の見えない交流が増え続けている時代だからこそ、一つひとつの行動に誰かのためという意識を持ち、互いに顔を見せ合う向かい合った交流を行うことが必要であると考えます。

 我々は普段から多くの時間を共有していますが、一部分の人とだけの交流になってはいないでしょうか。JCという同じ組織に属しているメリットを最大限に活かし、多くの交流事業を通して関係を深めていく機会を創出していきましょう。そして、それは小樽JCに属している我々会員同士だけではなく、63年の長きに亘り小樽JCを連綿と受け継いでこられた先輩諸賢の皆様や、日々の活動を支えてくださっている家族の皆様、さらには、各地域で同じ志を有するJCの同志の皆様とも多くの交流を図ってまいりましょう。ただ交流するだけではいけません。誰かのために気を使うことや配慮する気持ちを持って交流していくことで、会員同士や多くの方々との連携力の強化につながり、さらには自己成長へとつながります。

 人は一人では生きていけません。一人で生きていると感じていても必ず誰かとつながっています。他が為を思う共助の精神を持って、多方面にまたがる多くの交流からさらに結束を高め、小樽JCの活性へとつなげていきましょう。

 

和の心を基軸としたJAYCEEの育成

 我々は何のためにJC活動を行っているのでしょうか。自分のため、街のため、家族のため、会社のため、人によって答えは様々だと思います。しかし、我々の運動の本質は、志を同じくする者と相集い力を合わせて明るい豊かな社会を築きあげることに他なりません。我々一人ひとりが真のJAYCEEとして歩を進めていかなければならないのです。

 我々のJC活動は事業を行うことが目的ではありません。この街に問題があると考えているから事業を行うのです。そして、それは一人ではできないと考えているからこそ、JCという組織に属し、街の未来を本気で考え活動しているのです。そのためにも、一人ひとりの知識や能力を最大限に高め、その上で助け合う共助の精神を持ち、故郷を思う気持ちを持った組織とならなければならないのです。ただJCに属しているだけでは真のJAYCEEとは呼べません。自分のためではなく、相手のため、街の未来のためを考えられる意識変革をしていきましょう。その変革された意識こそが、地域を牽引してきた最大の強みであり、能動者たらんとする我々青年の責務であります。

 変わらない。変えられなかったものを変えようとする。自分のためだけではなく、世のため、人のため、地域のためを本気で考えるとともに、我々の運動を率先して伝播していき、市民の共感を生み出し意識変革へとつなげていく姿こそが真のJAYCEEであり、小樽の未来をより良くしていく真のJAYCEEとなるために邁進していきましょう。

 

未来の小樽を創る青少年の育成

 2014年5月、民間の有識者でつくる日本創生会議において、消滅可能性都市についての発表を行い、我々が住み暮らす小樽においても、少子化の進行に伴う人口減少によって、存続が困難になると予想されております。街の未来は今を生きる我々が率先して行動していくことはもちろんのこと、未来を創る子供たちの育成が必要であると考えます。

 子供たちは小樽のことをどれくらい認識しているのでしょうか。学校の授業だけでは自分の街のことを真剣に教えてはくれません。繁栄と衰退を経験してきた小樽の歴史。決して過去を振り返るのではなく、過去があるからこそ現在があり未来があることを子供たちに伝えていくことも我々の責務であります。しかし、過去を知っているからといって未来が創られるのではなく、過去を知っているからこそ、何とかしていかなければならないという未来への思いが募るのではないでしょうか。街のことを考えて行動すれば、少なからず愛着が生まれ、それがいつかは郷土愛につながると信じております。街の未来を考えるにあたり、郷土愛は絶対的に必要な思いであり、我々は未来の小樽を考え、子供たちに伝えていかなければならないです。

 故郷を思う気持ちは未来の小樽へとつながります。未来を生きる子供たちに自分たちが住み暮らすこの街を好きになってもらうことが未来の小樽を創る一歩になると信じております。この街の宝である子供たちを育成し、未来の小樽を明るいものとするために、今を生きる我々が精一杯前を向いて歩みを進めていきましょう。

 

人と人のつながりを根底とした会員拡大

 我々がJCに入会した意味はどこにあるのでしょうか。街づくりや人づくり団体と言われ、人生最後の学び舎と称されるJCではありますが、近年の会員数の減少に鑑みるとこの街にとって本当に必要な団体なのでしょうか。もちろん、我々は必要な団体だと感じているからこそJCに属していますし、会員拡大に励んでおります。我々の思いを一人でも多くの方々と共有していかなければならないのです。

 JCしか無い時代からJCもある時代になったと言われます。しかし、こんなにも街の未来を考え、自己犠牲も厭わず多くの時間を共有し、愚直なまでに活動している団体はあるでしょうか。私は他には無いと考えます。だからこそ、本気で街のことを考えていける仲間を増やす会員拡大が重要なのです。そのためにも我々JCが、変わらない、変えられなかったものを変えようとすることに挑戦し続け、動かなかったものを動かそうとしていかなければなりません。街の未来のために絶対にそれが必要だと思っているからこそ覚悟を持って進んでいるのです。常に変革の意識を持ち、人と人のつながりから多くの共感を得ていかなければ先へは進めません。多くの仲間を増やしていくことが街の未来にとって、絶対に必要だと信じております。

 人と人のつながりは無限の可能性を生み出します。会員の増加は多くの人との深い関わりを作り、組織の活性につながります。今を生きる我々が守って行かなければならない未来の小樽を共に考える仲間を増やし、明るい豊かな社会の実現に向けて共に歩んでいきましょう。

 

おわりに

何かを達成するためには、
結果を残さなければならない。
本気で街のことを考え、
行動する姿勢が何よりも必要である。
そして、
前へ進んでいくその過程こそが、
自己の成長へとつながる。

 

この街を愛する我々が未来を見据え、
前へ踏み出そう。
小樽のために何ができるのかをしっかりと考え、
人と人のつながりから生まれる無限の可能性を信じ、
さらにその先へ進んだ暁には、
未来を考え行動する「ひと」が溢れ
共に生きるまち小樽へとつながる。

 

共に歩んでいこう。
全ては小樽のために。